「叶わぬ想い」を抱えて
生き続けることの苦悩と、
人はどんなに生きる道が違えど、
せめて心が心に寄り添うことだけは
できるという希望を見ました。
産んで終わりじゃない。
子供の将来のためには、
育ての親と生みの親の両方が
幸せになる必要があるんだ。
「命は眩しいほど苦しくて悲しくて
逃げられない。
その想いを受け止めた時、
紛れもなくあなたは母親なのです。
この作品を思い返すだけで
心が疼いてしまう
この作品の余韻で感情が溢れてしまう
映画が始まってすぐにわかった
そこに"本当”が描かれていると
どうかアナタの心に、
与えてあげてください
ふたりが出会って、
血を分ければ、家族になる。
そんな簡単に?
だから彼と彼女は、
ありったけの心を注いで
家族を造った。
大丈夫、朝は来る。
この物語はあなたであり私。
心を抉る「何か」が
愛情なのかは分からないけれど、
これだけは伝えたい。観て。
血の繋がりを持たない家族の固い絆と、
親子の繋がりを失った母の葛藤...
かけがえのない子供の存在を通して、
様々な心の色が交錯し、
その想いが観る側の心温度を
果てしなく高めてくれる。
どこで手を差し伸べる事が出来たら、
彼女は救われたのだろう?
答えは最後に。
どんなに辛くても、朝は来る。
私は15年間、不妊治療を続けました。
自分の子供を持つ、と言うたって
「普通」の事が出来ないと言うのは
辛い事です。
親とは何なのか?子供とは?
養子が世間から特別視される
日本の「家族」をもう一度考える、
そんな映画です。
本作品を通して多くの方に
特別養子縁組制度、
そして新しい家族の形が
広く認知されますように。